SandyおじさんがRyzen 5 1600AFに乗り換えてみた

私が初めて自分のPCを手にしたのは8年前の1月です。たしかSandyBridge-Eが発売されたちょうど位にi7-2600で自作しました。当時はまだ高かったSSDをシステムドライブにするという贅沢な構成にしました。Intel SSD 510の120GBです。発売当初の価格は2万6000円らしいですが、ある程度時間が経ってから購入したので、1万8000円くらいで購入しました。今ならSSDに18000円も出したら1TBが2枚くらい買えちゃいますね。

替えるキッカケ

昨年、卒業研究で物体認識を用いたシステムの開発を行っていたのですが、開発環境を整えるだけでSSDは溢れそうだし、AVX2が使えない、プロジェクトのビルドに時間がかかるなどの問題点を抱えていました。特にビルド時間が長いのは、生産性が落ちてしまい、実験結果の収集までに時間がかかってしまいます。

SSDは容量的に限界を迎えたので、昨年の6月に札幌へ行った際、駅前のツクモでWD BLUEの250GBのSSDを特価で購入し、一年間耐えました。

なかなか負荷のかかることをやってる割には9年前のCPUを使っていた環境ですが、頑張って働いてくれました。おかげで卒業できました。

そんなPCを少しずつパーツを換装し使い続けてきましたが、Ryzen5-1600AFという6コア12スレッドのCPUが税込み1万ちょっとで手に入れることができると聞き、i7-2600のパワー不足とRyzenへの好奇心からメインマシンを新調しました。

パーツの購入

新PCの構成としては以下の通りです。

  • CPU・・・ AMD Ryzen5 1600AF
  • RAM・・・ DDR4 32GB (2666)
  • M/B・・・ ASUS TUF B450-PLUS (ATX)
  • SSD・・・ Plextor PX-512M8VC (512GB 2.5インチ SATA)
  • GPU・・・ nVidia GTX1060 (3GB)
  • ケース・・ Fractal Design Define S
  • 電源・・・ CORSAIR RM850x

今回購入したのは赤字で記載したパーツです。すべて近場のパソコン工房で揃えました。CPU以外は週末特価品で格安で購入できました。40500円くらいだったはずです。

CPUクーラーは付属品です。インテルのリテールクーラーは冷えませんが、AMDのクーラーは意外にも冷えます。

OCも一切していなく、Chinebench R15を回しても、70℃を超えない良いクーラーです。私はASUSのファンコントローラーを用いて標準の回転数で運用していますが、非常に静かでストレスがありません。

ちなみにChinebenchのスコアは以下の通りでした。

マザーボードのUEFIバージョンが原因で動作しなかったらどうしよう…という不安もありましたが、動作することをTwitterで確認したので選択しました。

とりあえず動作はしたのですが、1600AFの動作UEFIバージョンは1804ということを公式サイトで確認しましたが、デフォルトで入っていたUEFIはそれよりも古いものでした。一応、その状態でOSをインストールし、ドライバ等もインストールしました。不具合は特に見つからなかったのですが、気分が良くないので最新版のUEFIにアップデートしました。

GPUは実家に使い古したやつしかなかったので、とりあえず差しています。新居にGTX1080があるのでまた今度差し替えます。この1600AFは内蔵グラフィックスが無いので外部GPUを利用しなければなりません。

SSDは512GBにしましたが、VisualStudioやanacondaなどの開発環境・普段使いのソフトなどを一式入れても3割程度しか容量を使っていません。最近の格安SSDはNANDのリマーク品が多いらしいですが、東芝のNANDを使っているといわれているPlextorのM8VCを購入できました。

私はゲームを全くしないのですが、機械学習などの並列処理をガンガン行うので、ある程度スペックの高いPCでないといけないという決まりがあります。

Tensorflow・Kerasを用いた機械学習を行う際にかなり重かったi7のマシンですが、1600AFに変えてからストレスなく動作してくれます。まあ、学習自体はGPUが行うのですが、RAM 32GBの大きさは快適度が違います。

ベンチマークもいろいろ取ってみましたが、今までのi7よりは値が良いです。まあ、ベンチマークがすべてではないのですが、、

1600AFを購入するにあたって不安だった事柄として、周波数の低さとメモリの相性問題です。IntelのCPUが4GHzを普通に超えているのに対して、1600AFはターボ時3.8GHzだったので不安でした。しかし、よく考えてみればi7-2600もその程度のクロックですので、「コア数がカバーしてくれるかな~」と思い購入に踏み切りました。

私の周りで数年前にRyzenを購入している方が数人おり、メモリ周りの設定で安定しない事例を多く見てきたので、今まではRyzenの購入や他人へのおすすめはしておりませんでした。しかし、Zen2ベースから安定したという噂をよく聞くようになったので、試しに使ってみようということになりました。

今回購入したDDR4のRAMのチップはサムソン製でしたが、不具合や相性問題は特にありませんでした。(memtest86で確認)できればMicronのRAMを購入したかったのですが、近場の店ではあまりにも高価でしたので断念しました。(ネット通販価格の1.5倍くらい)

UEFIを触ってて気がついたのですが、RyzenはCPUにTPMが搭載されているっぽいですね。ソフトウェアTPMという設定項目を有効にするとTPM2.0を有効化でき、Bitlockerでの簡易的なディスク暗号化か可能になりました。

まとめ

という感じでRyzen 1600AFを使い始めてから2週間ほど経ちます。最近はオンラインでの活動がメインですので、朝8時から夜22時まで起動させている環境ですが一度もBSoDやアプリケーションの強制終了などの不具合にも遭遇することなく安定して動作しています。

やはり、1万円台で6コア12スレッドは強いですね。ゲームはほとんどがシングルスレッドでの処理がメインですので高クロックなIntelのCPUを選んだほうがいいかもしれませんが、特に最新の高負荷ゲームをやらないという環境であれば大丈夫かと思います。

今までは若干『アンチRyzen』の考えで生きてきました。PCは道具であり、安定して動作しなければ意味がない、、しかし自作もやりたいという考えもあるので、できるだけ安定していたIntel製CPUを選んでいたのですが、今回初めてRyzenを使ってみてかなり安定していることを確認しました。特に、並列処理を低価格でできるので、用途が当てはまれば非常に良い選択肢かもしれません。私にはピッタリでした。

現在、通販では売り切れになっている場合が多いですが、地元のPCショップ等に行ってみると結構余ってたりしますよ。