Braveは当サイトでも度々登場するChromiumベースのブラウザであり、フィンガープリント対策や広告ブロッカーなどがデフォルトで搭載されている使い勝手の良いブラウザです。
一時期前に開発者がアフィリンクを埋め込んでいたとして悪い話題になりましたが、設定次第で対処できます。
設定画面を煮詰める
Braveをインストールし終えたら、右上のハンバーガメニューから設定を選びます。
Get startedではブラウザを起動したときに開くページなどを設定できます。最近はアドレスバーに文字列を入力すれば指定した検索エンジンに飛びますので、余計な通信を生むホームページは設定せず、新しいタブを開くようにします。
デザインタブでは次のように設定します。「トップサイトをオートコンプリートでリコメンド」はデフォルトで無効化されていますが、これが以前にアフィリンクに誘導されたと話題になってた設定ですね。
新しいタブも空白のページにします。
シールド設定は重要です。
Braveの肝心な広告ブロックやフィンガープリント対策の設定ができます。個人的には積極的に広告ブロックしてもらいたいので、以下の設定にしています。
クッキーは「サイト間のみ」にしないと通常使いでは非常に使いにくいのです。
フィンガープリントの設定は「通常」でも「厳格」でもどちらでも良いです。私はサブブラウザにBraveを利用しているので厳格にしていますが、メインで使うならば通常で良いと思います。
ソーシャルメディアに追跡されないための設定です。
また肝心のプライバシー設定です。
基本的には全部無効にしておき、WebRTCはデフォルト設定にします。デフォルト設定ではWebRTCでローカルIPが流出しないようになっています。確認はhttps://ipleak.net/ で確認してみてください。
次に閲覧履歴データの削除に進みます。
ブラウザを閉じたときに閲覧データなどが消えるようにしておきます。
サイトとシールドの設定を残しているのは、先程設定したシールドの設定を残しておくためです。
もちろん、Braveをメインブラウザとして使っており、いちいちログインするのはめんどくさいという人はCookieの自動削除をしないようにすれば良いでしょう。
検索エンジンの選定を行います。すきなエンジンで良いと思います。
Braveの拡張機能の設定です。ここも基本的に全部無効で良いです。Torを使いたければTor Browserのほうが良いと思います。 開発元のBraveは「監視・検閲によって命の危険性がある場合はTor Browserのほうが良い」とも言っています。
暗号資産ウォレットの設定です。ブラウザで暗号資産を利用する気は起きないので、無効化しておきます。
細かい設定
これでBraveの設定画面でのチューニングは完成です。
次にabout:adblock を開き、適用したいフィルターを選択します。日本のサイト以外に訪問することが多い場合は別の言語のフィルタも有効化することをおすすめします。
アドオンの追加
好きなアドオンを入れても良いですが、信頼できるモノを最小限にとどめておきましょう。 アドオンを入れることによって、フィンガープリントが固有的なモノになってしまい、個人を特定できてしまうという研究もあります。