この手の記事は有料アプリやVPN契約プランを購入させる記事も多く見かけますが、ここでは一切ありません。安全性と確実性を求めてオープンソースなものをあげます。また、筆者はいかなる個人・団体から寄付を受け取ったこともありませんし、そんな人脈ありません。紹介しているソフト開発プロジェクトの回し者でも何でもありませんし、特定のソフトを批判するつもりはありません。あくまで、自分が使ってみて良かったものを上げています。

Webサービス系ベスト – Invidious

Invidiousとはyoutube専用のWebプロキシサービスです。有志によるサーバが建てられており、そのサーバを経由する事によって、googleのサーバに接続することなくyoutubeの動画コンテンツを視聴することができます。

ちなみにinvidiousでは、javascriptを無効化しても動画を視聴することができますので、Torブラウザなどを利用している方でも動画を見ることができます。

デフォルトの設定ではGoogleのサーバと通信するようですが、設定からプロキシを有効化できます。

インスタンスによっては強制的にプロキシモードしか利用できなくしていることもあります。 インスタンスごとに快適度が異なるので、ご自身で探ってみるのも面白いでしょう。

インスタンスによってデフォルトの設定が異なるのですが、広告ブロックだけで良いならば、特に設定には触らなくても良いと思います。

原理としては、youtubeの動画は*.googlevideo.comというドメイン名からDLして視聴できるため、そこから直接見れば広告も出ないっていうわけです。

ただし、チャンネル登録機能等は貧弱ですのでPCで使いたい方は下記のアプリケーションを通して利用することがおすすめです。

Webサービス系次点 – Piped

こちらもinvidious同様のプロキシサイトですが、UIが異なり、人によっては操作しやすいかもしれません。

しかし、遅いことが多いため、あまり利用していません。

専用アプリ系ベスト – FreeTube

PC用でyoutubeを閲覧する方法はブラウザだけではありません。専用ソフトもあります。FreeTubeはjavascriptで記述されたオープンソースソフトウェアでgithubにすべてのコードが公開されています。

FreeTubeではinvidiousのプロキシを利用することができますので、googleに追跡されたくない過激派でも安心して利用できると思います。私も、wiresharkでパケットを追ってみましたが、プロキシを有効化すると指定したインスタンス経由で動画を視聴することができました。プロキシを無効化するとアメリカのgoogleのサーバ経由の通信でした。

Googleアカウントから登録チャンネルをエクスポートしてfreetubeに移動させることもできるらしいです。

動画は見るだけ、コメントはしない人には一番良い選択だと思っています。おすすめ動画や関連動画も非表示にすることができるので、ノイズの少ない環境を構築することができます。

ちなみに私のFreeTubeの設定は初期値のサーバでプロキシを有効化しています。画質は基本的に480pで十分ですので、問題も発生していません。たまにyoutube自体のアップデートにより、FreeTubeが機能しなくなることもありますが、数日でFreeTubeのアプデが流れてきますので、見れない期間はuBlock Originを入れたブラウザとかで視聴しましょう。

おすすめアドオン - Privacy Redirect

ブラウザからyoutubeのリンクを踏んだ際に自動的にfreetubeで動画を視聴する「Privacy Redirect」というアドオンがあります。アドオン導入後にアドオン設定画面からGeneralタブで「Invidious Redirects」を有効化し、Advancedタブで「Use FreeTube over Invidious when possible」を有効化すればFreeTubeが自動起動します。結構便利です。

Android系ベスト – NewPipe

Androidに限りますが、スマホやタブレットでも動画再生時の広告を阻止することもできます。

youtube公式アプリを使い慣れている人なら普通に使いこなせると思います。私の親も利用していますが、操作系について質問されたことがありません。

プライバシー的には、googleのAPIを使わなかったり、検索などに必要な最低限のデータのみをやり取りするらしいです。

また、バックグラウンド再生も可能ですので、音楽プレイヤー的な使い方もできるかと思います。

このアプリも、googleアカウントで登録チャンネルのエクスポートを行ってからアプリにインポートすることができます。

個人的には最低限度の通信しか行わないという点が一番輝いて見えます。もちろん広告も出ません。

私も利用しており、特に問題も生じていませんが、Google Play Storeには公開されていないアプリ(広告ブロックがGoogle的には規約違反?)ですので、オープンソースですが利用する場合は自己責任でお願いします。インストールする場合はapkファイルからインストールすることになると思いますので、ファイルの出どころはしっかりと確認したほうが良いと思います。アプデはNewPipeアプリ自体から通知が来るので最初だけは慎重になったほうが良いです。

私はgithubのreleaseから落としました。その他 公式ドキュメント ではF-DroidからもOKらしいです。

iOS系ベスト -

私はiOS端末を保有していないので、ノーコメントです。

iOS版Firefox+Invidiousが安定していると思います。

だた、知り合いから yattee がよかったとの声を聞きましたが、私は責任を負いません。

広告ブロック系アドオンについて

以前は総合ベストとしてublock originを選んでいましたが、どうやらG社は対策に乗り出したようです。

また、ユーザーの害悪コメントによってコミッターがやる気をなくしているようです。

YouTubeが広告を消す「Adblock Plus」をブロックし始めて大混乱に、Adblock Plus公式も対応に乗り出す - GIGAZINE