Ubuntu21.04にXilinx Vivadoをインストールしていたのだが、”generating installed device list”で止まってしまったので解決してみた

高位合成が可能なFPGAに興味を持ったので秋月電子で販売されているZynq-7000を搭載したボードを購入しました。

最新の開発環境はVivadoらしいですが、私が研究で利用しているモノは”Spartan-6″なので古いISEしか使えません。ISEは2013年でリリースが終わっており、Windows10だと不備が色々あるのでメインマシンにUbuntuを利用しています。

WindowsにVivadoはかんたんにインストールできるのですが、Linux系の場合依存関係があるので、すんなりとインストールができませんでした。一回のDLに21GB程度の通信を行うのですが、2回くらい失敗してしまいました…

症状

インストール時に”generating installed device list”が表示され、いくら待っても進まないという現象が生じました。

解決方法

UbuntuにICDライブラリをインストールしてから、Vivadoのインストーラを実行します。

sudo apt install ocl-icd-libopencl1 opencl-headers ocl-icd-opencl-dev

はじめにDLしたインストーラを実行できるようにします。

sudo chmod +x ./ダウンロードしたインストーラファイル.bin

Vivadoのツールは、”/tools/Xilinx/”ディレクトリにインストールされるので、インストーラは管理者権限で実行します。

sudo ./ダウンロードしたインストーラファイル.bin

GUIインストーラが起動するので、自分の保有しているハードウェアを選択して進みましょう。

ここで注意する点としては、Linux版はケーブルドライバがインストールされませんので、手動でインストールします。

sudo /tools/Xilinx/Vivado/2020.2/data/xicom/cable_drivers/lin64/install_script/install_drivers/install_drivers

次に、インストールしたVivadoとVitisのパスを通します。私は.bashrcに追加していく方式が好きですので、テキストエディタでホームディレクトリ直下の”.bashrc”を開きます。そして、次の2行を一番下に追加します。

source /tools/Xilinx/Vivado/2020.2/settings64.sh
source /tools/Xilinx/Vitis/2020.2/settings64.sh

再起動すると、コンソールから”vivado”や”vitis”と入力すると起動します。

※2021年7月22日追記

仮想マシンに新しくUbuntuをインストールしたので再度、Vivadoを入れてみたところ、

application-specific initialization failed: couldn't load file "librdi_commontasks.so": libtinfo.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory

と表示されGUIが起動しませんでした。少し調べると、ライブラリがなかったようです。次のコマンドで解決しました。
sudo apt install libtinfo-dev
sudo ln -s /lib/x86_64-linux-gnu/libtinfo.so.6 /lib/x86_64-linux-gnu/libtinfo.so.5

XHub Storesを使うには

ハードウェア情報を1から作るのは面倒ですので、XHub Storesからダウンロードします。

これにはgitが必要となるので、

sudo apt install git

を行ってからVivadoを起動するとXHub Storesが利用できます。

参考文献

https://www.xilinx.com/html_docs/xilinx2020_2/vitis_doc/acceleration_installation.html